8:名無しNIPPER
2021/07/07(水) 06:20:55.74 ID:aRwz879jo
凛「――それにしても、突然過ぎてびっくりした」
花陽「そうかな? 花陽はずっとそうしたいって思ってたんだ。ここ、景色が綺麗で」
水辺を歩きながら、わたしの友達は変わらない笑顔でわたしに言う。景色なんてあんまりろくに見ていなかった。彼女についていこうと、ウェディングドレスの裾を持ち上げてわたしは彼女の背を追う。ぱちゃぱちゃ。水の跳ねる音がした。海辺ってこんなに歩きづらかったっけ。どうやっても入る砂に苦戦しながら、わたしは一歩ずつ彼女に近づいていく。
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