9: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/07/03(土) 23:48:27.56 ID:J2dUQG+bo
一方通行「そォいうわけで他ァ当たるンだな。俺以外に適任者がいンだろ、このアホが言うみてェにそこの女三人」
吹寄「そんなこと言われてもこっちも勉強しなくちゃだし、上条当麻を全教科赤点回避出来るまで仕上げてたら自分の足を掬うわ」
姫神「手伝ってはあげたいけど。今回は私も少し余裕がない」
結標「私は別にいいわよ。最終調整なんて前日にぱぱっとやれば大丈夫だし」
吹寄「さ、さすがレベル5。言ってることはただの一夜漬けと意味は変わらないんだけど、余裕感のようなものを感じるわ……」
一方通行「じゃ、決まりだな。勉強はコイツに見てもらえ。よかったな、心強い先生が見つかって」
上条「お、おう。よろしく頼むよ結標」
結標「ええ、任せて。必ず補習回避させてあげるわ!」
青ピ「だったらせんせー! ボクも今回デッドゾーンなんで勉強教えてくらさーい!!」
土御門「にゃー! オレもオレもー!! このままじゃ貴重な休日を地獄のような補習で潰されてしまうんだぜい!!」
結標「え、えっと、さすがに三人同時はちょっとキツイかなー、何て」
吹寄「そうよ馬鹿ども。アンタたちはまだ上条の馬鹿よりはマシなんだから一人で何とかしなさい!」
青ピ「ええっー!? 何を言うとん吹寄さん! ボクらは三馬鹿、デルタフォースやで!!」
土御門「マシなんて言葉は通用しない! オレたちはクラスの最底辺、もはやそういうレベルじゃないんですたい!」
上条「さっきまで散々俺のことを補習レギュラーとか罵ってたくせに、こういう時だけ同レベル宣言かよ!」
結標「うーん、できればみんな補習は回避しては欲しいんだけど。うーん……はっ」ピコン
一方通行(何か知らねェが嫌な予感がする……)
結標「私にいい考えがあるわ――」
結標淡希。超能力者(レベル5)の第八位。能力名『座標移動(ムーブポイント)』。
彼女は5ヶ月以上前の思い出が無い、いわゆる記憶喪失だ。
思い出がない、その頭の中にすっぽりと開いた穴を埋めるために、彼女は思い出作り的なイベントには積極的に参加する『イベントならとりあえず参加しとこ脳』である。
それはクリスマスやバレンタインといった勝手に始まる受動的なイベントはもちろん、自分からイベントを起こして参加したりもする。
つまり――
結標「――どうせだからみんなで勉強会とかしてみない?」
一方通行(――面倒臭せェ女だっつゥことだよクソったれが)
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