結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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76: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/07/16(金) 22:13:17.24 ID:LptKL4w+o


上条「先輩卒業おめでとう。時々する先輩とのよもやま話、結構楽しかったぜ」ニコッ


芹亜「……おっふ。これはなかなか強烈な一撃なんだけど。クリティカルなんだけど」クラッ

上条「お、おいおい大丈夫か先輩? そんなにふらついて……」

芹亜「だ、大丈夫だ。問題ない。ただの立ちくらみだけど」

上条「もしかして卒業式緊張でもしてたんすか? 終わったから急に気が抜けてってやつ?」

芹亜「そういうわけじゃないけど。まあいい、実は私もお前に一言言っときたいことがあるんだけどな」

上条「一言? 何すか?」

芹亜「そんな大したことじゃないんだ。ただこれをお前に言っとかないと、今日ここにきた意味がなくなるけど」

上条「何じゃそりゃ。あっ、もしかしてあれか? 卒業を機会に愛の告白とかしてくれちゃったりして?」

芹亜「ごほっ!? お、お前はいきなり何を言い出すんだっ!」

上条「えっ、いや冗談すよ冗談。卒業式ジョークですよ」

芹亜「……まあでも、お前がそれを望むのならしてやってもいいけど」

上条「えっ、いまなんて……?」

芹亜「しかし、今この場所このタイミングでそれをやってしまうと色々と問題がありそうだけど。だから、またそれは別の機会でやらせてもらうよ」

上条「つまり、どういうこっちゃ?」

芹亜「ごほんっごほんっ。じゃあ、私が一言言いたいっていうくだりに、話を戻すけど」

上条「あっ、どうぞどうぞ」

芹亜「上条。私は今日ここを卒業していなくなるわけだけど」

上条「うん」

芹亜「だが、私は必ずこの学校、そしてお前の目の前に再び姿を現すけど」

上条「何かやられちまった第一の魔王みたいなこと言ってんなー」

芹亜「勝手に変なツッコミを入れないで欲しいんだけど。まあ良い、だから上条当麻っ、だからそれまで私のことを忘れるんじゃないぞ!」

上条「あ、はい」

芹亜「絶対だぞ!」

上条「大丈夫ですって。だいたい忘れたくても忘れられないって、先輩存在感すごいし」

芹亜「むっ、何か気になる言い回しだけどまあいい。それじゃあ、さよならはもちろん言わない。また会おう上条」スタスタ

上条「お、おう。また」


上条「…………」

上条「一体何だったんだ? 言ってることが半分くらいわからなかったぞ?」

上条「……まあいいや。本人が会えるっつってんだから、また会えるんだろ」

上条「ほいじゃ、ま、帰りますか」スタスタ


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