結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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603: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 21:53:09.51 ID:loyT3wilo


 S6.vsアイテム
 

 美琴と打ち止めはふれあい広場から移動し、とあるホテルの前に立っていた。
 そびえ立つ建物を眺めながら美琴が言う。


美琴「というわけで着いたわよ? 今日泊まるホテル」

打ち止め「すごく大きくて立派なホテルだね! ってミサカはミサカは素直な感想を述べてみたり」

美琴「そんな高級ホテルとかじゃないから、変な期待はしないほうがいいわよ?」

打ち止め「でもエントランスにはお金持ちっぽい老夫婦とか、高そうな服を着た生意気そうな子どもとか見えるんだけど、ってミサカはミサカは疑いの目を向けてみたり」


 そんなやり取りをしながら二人はホテルの入り口をくぐってエントランスへと入った。
 入り口には屈強なガードマンのようなホテルマンが立っていた。打ち止めはますます怪訝な表情を浮かべた。
 彼らは少女二人を見るなり一礼する。
 美琴は軽く会釈して返す。つられて打ち止めもアホ毛を揺らした。


打ち止め「でもどうせ外泊するならお姉様のお部屋とか行きたかったな、ってミサカはミサカは少し残念がってみたり」

美琴「あー、それはちょっと厳しいわね。ウチの寮いろいろ規則とか厳しいから」

打ち止め「はえー、なんだか大変そうだね、ってミサカはミサカは同情してみたり」

美琴「それに私の部屋には変質者が出るから、ほんとやめたほうがいいわ……」


 美琴はツインテールの後輩を思い浮かべながら力のない笑いを浮かべた。


美琴「そういうわけだから、もし明日も泊まることになったらまた別のホテルに行くわ」

打ち止め「ふーん。まあ、ミサカとしてはどこに泊まろうと旅行気分で楽しめるから問題ないよ、ってミサカはミサカはとりあえず京都とか行ってみたい気分になってみたり」

美琴「さすがに学園都市の外へは連れて行くことはできないわね……」


 逆に外へ出ればこの子を狙う組織とやらから離れることが出来るのでは?
 と一瞬美琴は思ったが、よくよく考えたら無理やり外へ出たことによってお尋ね者にでもされそうなことに気付いて、頭を振って考えを消し去った。

 会話をしているうちに二人は受付にたどり着き、チェックインの作業を終える。
 二人の部屋は七階。階段で行くには面倒な階層なのでエレベーターの方へ向けて足を動かした。


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