600: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/12(日) 00:06:38.57 ID:BbOkgSCro
第七学区のふれあい広場。
そこの近くにある公衆電話ボックスから一人の少女が出てきた。
御坂美琴。
その手には彼女がいつも使っているゲコ太仕様の携帯電話ではなく、PDAという情報端末が握られていた。
打ち止め「あっ、お姉様ー! 友達への電話は終わったの? ってミサカはミサカは駆け寄りながら聞いてみたり」
美琴「あ、うん。終わったわよ。待たせてごめんなさいね」
美琴は謝りながら手に持っていたPDAをスカートのポケットに仕舞い込んだ。
打ち止め「しかし携帯の充電を忘れてて電池切れだなんておっちょこちょいだね。というか能力使って充電すれば携帯使えたんじゃなかったのかな、ってミサカはミサカは今更な打開案を挙げてみたり」
美琴「まあたしかに出来ないことはないけど、変に電気流して携帯壊しちゃってもいけないしね」
充電用のケーブルとかあれば別だけどね、と美琴は付け加える。
打ち止め「なるほど。だからミサカの前の携帯はお亡くなりになられたのか、ってミサカはミサカは同じ過ちを繰り返さないこと決心してみたり」
美琴「電子ロックを無理やり解除とかもあんまりやらないほうがいいわよ? 私だって何十個壊したか覚えてないくらいだし」
打ち止め「うおお、なんかカッケーぜ! ってミサカはミサカは武勇伝を語るお姉様に羨望の眼差しを向けてみたり」
美琴「そんなことに憧れちゃいけません」
説得力のない戒めの言葉を美琴は告げた。
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