結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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513: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/11/28(日) 00:00:33.07 ID:MJMUKdI8o


一方通行「……ふっざけやがって」


歯をきしませる音が聞こえるくらい怒りに震えている少年を見て、美琴は問いかけた。


美琴「アンタ、これからどうするつもりなのよ?」

一方通行「決まってンだろ。結標を追う」


 まるで当たり前かのように一方通行は即答した。
 だから、美琴は率直に思ったことをそのまま聞く。
 

美琴「……追ってどうするのよ?」

一方通行「どォするだと?」


 一方通行は首をかしげた。言っている意味がわかっていないように。
 そんな彼を見て美琴は顔をしかめた。


美琴「だって今の結標はアンタと恋人だった結標とは別人なのよ? まったくの赤の他人、いや、当時のことを考えればもっと最悪な関係性よ。そんな女を追いかけて捕まえられたとして、今のアンタに何が出来るっていうのよ?」

一方通行「さァな」


 特に美琴の言葉に感情を揺らされることなく一方通行の顔は冷静だった。
 

一方通行「だが、俺は行かなきゃいけねェンだ。アイツと『約束』したからな」

美琴「『約束』……?」

一方通行「ああ。だから俺は止まるわけにはいかねェンだよ」


 冷静な口調だが、その言葉には力強さのようなものがあった。
 一方通行の真紅の瞳から絶対的な意思のようなものが映っているように見える。
 どんなことがあっても折れない、鋼のような意思を。
 この少年を止めることの出来る言葉はもう存在しない、そう美琴は感じ取った。


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