結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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452: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/11/12(金) 20:55:38.19 ID:4HZ8YDOAo


同日 09:45

-第七学区・街中-


佐天「……ん? なんだあれ?」

初春「どうかしたんですか佐天さん? 空なんか見上げて」

佐天「いや、なんかビルとビルの間ピュンピュン飛び回ってる人がいたんだけど」

初春「パルクールってヤツですか?」

佐天「あれはそんなもんじゃないね。ニンジャだよニンジャ!」

黒子「大方、風力操作系の能力者がビルからビルに飛び移って遊んでいたのでしょう」

初春「明らかな危険行為なので風紀委員(ジャッジメント)として注意に行ったほうがいいでしょうか? 私たち今は非番ですけど」

黒子「まあ、その現行犯の方を実際に見たわけではないですし、そもそも佐天が鳥か何かと見間違えた可能性もありますので必要はないでしょう」

佐天「えぇー? さすがにそんなのとは見間違えないよー!」

初春「まあまあ佐天さん。想像力豊かな人はものを見間違えることなんてよくあることみたいですし」

佐天「初春めー、見間違え説が出てきた途端に信じるのやめたなー? よーし、だったらもう一回見つけて証明してやるー」

初春「いえ、最初から信じてはいませんよ?」

佐天「薄情な親友だなー、ん? あっ、出た!」

初春「ほんとですか!? ……あれ? なにもない?」チラッ

佐天「あれー初春ー? 信じてないんじゃなかったっけー?」ニヤニヤ

初春「あああああ、謀りましたね佐天さん!」

佐天「あたしのことを信じなかったバツでーす!」

黒子「……あっ、いましたわ」

佐天「またまたー、白井さん? 同じネタを二度もやったら面白さ半減しちゃうよー?」

黒子「いえ、冗談ではなく本当に」

佐天「えっ……あっ、ほんとにいた! んー? でもあたしが見た人とは違う人っぽいね」

初春「そうですね。あれは風力操作とかじゃなくて」

黒子「空間移動能力者(テレポーター)……ですわね」

佐天「さっき見た人は男ぽかったし、あの人は女の子だから間違いなく別人だね」

初春「えっ、佐天さんわかるんですか?」

佐天「うん、だってスカ……いや、なんでもないや」

初春「?」

佐天「しかし、白井さん以外のテレポーターの人初めて見たなー」

初春「私もです。あの人相当すごいですよ。移動距離の長さも連続転移のインターバルの短さも白井さん並ですよ」

黒子「……いや、違う」

初春「白井さん?」





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