結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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419: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/10/29(金) 22:29:52.04 ID:6X2WJU4Vo


一方通行「そう。俺はそンとき脳みそに銃弾をブチ込まれて言語能力、歩行能力、計算能力が奪われた」

一方通行「普通ならそンな傷受けたら一生ベッドの上から降りることができねェよォな、深刻なダメージだったわけだ」

一方通行「だが、俺はアイツら妹達のチカラを借りることによって、一時的にではあるがそれらを取り戻すことができるよォになった」

一方通行「ミサカネットワークを経由して一万近い妹達に代理演算してもらうことができる補助演算デバイス。つまり、俺はアイツらに生かされているっつゥことだ」


結標「それが、頭に電極を付けている理由、能力使用モードっていうものがある理由……?」

一方通行「ああ」

結標「…………」

一方通行「ま、こンなモンか。俺の話したかった過去については」

結標「……ねえ、一つだけ聞かせて」

一方通行「あン?」

結標「貴方はミサカさんたちを、妹達を実験動物って思っていたって言ってたけど、それは今も変わらないわけ?」

一方通行「……ああ、そォいえばこれは言ってなかったな」


一方通行「俺は、今はアイツらのこと人間として見ているつもりだ。一人ひとりが意思を持っている、今を精一杯生きている人間としてな」

一方通行「だが、そンなアイツらを実験動物として見ていて、利用しよォとしているヤツらもまだ腐る程いる」

一方通行「俺は打ち止めを、妹達をソイツらから守るためだったらどンなことだってする。それが俺の紛れもない意思だ」


結標「…………」

一方通行「さて、もォ俺の過去の話はイイだろ。次は俺とオマエの過去の話だ」

結標「貴方と私の過去?」

一方通行「そォだ。っつっても、前話したよォにオマエと俺が接触した時間は五分にも満たねェ」

結標「ええ、覚えているわ。だって、あの家に居候し始めた頃に話したことだしね」





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