結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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392: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/10/15(金) 20:57:59.60 ID:5KotB6GBo


禁書「あっ、ごめんね。なんかちょっと話が逸れてきちゃってるかも。最初の方に戻るね。たしかどうすればいいのか、だったよね?」

一方通行「……ああ」


禁書「さっきはなんか適当に言っちゃったから、改めてきちんと答えさせてもらうんだよ」

禁書「まずはきちんと二人で向き合って話し合うべきだと思うんだよ。元々の二人の関係やその罪のことをね」


禁書「あえてそのことを打ち明けないという考え方もあるかもだけど、個人的にはおすすめしないんだよ」

一方通行「……何でだよ?」

禁書「そこから二人の関係がどうなるにせよ、罪の十字架にその男の人が一生縛られてしまうことになってしまう」

禁書「きっとね、それはとても辛いことだと思うんだよ」

一方通行「…………」

禁書「だから、そのことを告白した上で、もし女の人の気持ちが変わることなく自分に好意を向けてくれるのなら、そこから先を決めるのは……」ジー

一方通行「あァ?」



禁書「――もうわかっているよね? ねえ、あくせられーた!」ニコッ



一方通行「……オマエ、もしかして全部わかっていて」

禁書「? なんのことかな?」キョトン

一方通行「チッ、何でもねェよ」

禁書「?」

一方通行「……ところでオマエのその言葉は、オマエの信じる十字教やら神様やらの教えから来てんのか?」

禁書「ううん、違うよ。さっきの言葉は全部、素直に私、インデックスが思ったことです」

一方通行「やっぱオマエって駄目なシスターだよな?」

禁書「むむむ、何で相談に乗ってあげたのにそんなこと言われなきゃいけないのかな?」

一方通行「相談だァ? オマエは適当な創作話聞かされてそれに対してペチャクチャ戯言吐いてただけだろォが」

禁書「ぐっ、たしかに言われてみればそうかも……」

一方通行「大体よォ、仮にアレ相談たったとするのなら、普通迷える仔羊ってのに対して布教してやンのがシスター様の仕事じゃねェのかよ?」

禁書「え、えーと、えへへ、わ、私はまだ見習いのシスターだから……」

一方通行「そンなこと抜かしてるうちは一生オマエはそのままだエセシスターが」





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