結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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348: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/10/08(金) 20:42:40.95 ID:oCYJ/As4o


同日 10:00

-スターランドパーク・爆転シュート!! カップブレード-


ガキン!! ガキン!! ガキン!!


<やあああああああああああああああああああああああ!! <めええええええええええええええええええええええ!! <てええええええええええええええええええええええええ!!


禁書「目の前で見るとすごい迫力だね!」

風斬「そ、そうだね……」

一方通行「……よし。オマエらはそこの列に並ンで順番を待って、あのアトラクションを楽しンでこい。俺は適当にコーヒーでも飲ンで待っているから」

禁書「えっ、あくせられーたは乗らないの?」

一方通行「俺はオマエらの面倒を見るためにここにいる。つまり、わざわざ一緒になってアトラクションにまで付いていかなくても、ここで遠目に見守ればイイってわけだ」

禁書「でもそれじゃあくせられーたが楽しくないんじゃないかな?」

一方通行「安心しろ。それに乗るよりは遥かに楽しいからよォ」

禁書「えー」

一方通行「そォいうわけだから、オマエらだけ――」



ガシッ



風斬「…………」

一方通行「あァ? 俺の手を掴ンでどォいうつもりだ?」

風斬「……あの、えっと、い、一緒に、いきませんか?」

一方通行「あァ? だから言っただろ。俺は行く必要ねェって」

風斬「い、いえそんなことはないです。なにが起こるかわからないし、あ、あなたに付いていただけると、助かります」

一方通行「別に大したことは起こらねェだろ。せいぜい過度な恐怖感と疲労感、あとは平衡感覚を失うことによって嘔吐感が湧くくれェか」

風斬「け、結構な大事だと思うんですが……」

一方通行「それは俺が居よォが居まいが必ずオマエに訪れる事象だ。だから付いていく必要がねェ」

風斬「あ、あなたが一緒に居てくれれば、な、なんとか頑張れるような気が、します」

一方通行「ハァ? 俺はいつからオマエのそンな精神的支柱みてェなモンになったってンだ? 大体、俺たちが会ったのはスキー旅行ンときとバレンタイン前日のそれくらいでそンな接点ねェだろ」

風斬「……ど、どうしてもだめですか?」

一方通行「だから、一緒に行く理由が――」



バチバチィ!



一方通行「ッ!?」

風斬「……あ、あなたは知っていますよね? 私の持っているチカラ」

一方通行(あのときのヤツか……!?)





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