結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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298: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/09/24(金) 20:07:00.00 ID:WSQjvE0To


同日 10:30 〜三時間目前休み時間〜

-とある高校・一年七組教室-


青ピ「いやー今日行って明日行けば春休みやでー! うおお遊ぶぞおおおおおおおおおお!!」

吹寄「昨日あんなに遊んだのにまだ遊び足りないのかしら?」

青ピ「なにいうとん吹寄さん、ボクは三六五日二四時間常に遊びのことしか考えてないんやでー?」

姫神「その時間と労力を。勉強方面に持っていけば。医者でも弁護士でもなれそう」

土御門「いやいや無理無理。青髪ピアスがいくら勉強したって、頭の中にそんな知識が身に付くわけないにゃー」

青ピ「なんやとつっちー? 失礼な。ボクだって本気出せば何にでもなれるで! 魔法少女にでも美少女戦士にでも」

上条「性別自体変わってんじゃねえか」

青ピ「ま、そんなどうでもいい話置いといて、春休みもまたみんなでどっか行って遊ぼうや!」

姫神「なんとなく。来るとは思ってた」

吹寄「ほんとそればっかよねあなたって」

土御門「どこか行くって具体的にはどこ行きたいのかとか決まってるのかにゃー?」

青ピ「もちろんノープランや!」

上条「だろうな」

青ピ「それを今からみんなでじっくり決めていくんやでー!」

吹寄「……はぁ。まあそれは別にいいけど、こういうのは普通全員が揃ってから決めるものじゃないかしら?」

姫神「そうだね。今日は。アクセラ君が休んでるから」

上条「たしかにここで決めてもアイツが嫌だっつったら駄目だしな」

土御門「でもアクセラちゃんなら何だか言って了承してくれる気がするにゃー」

上条「それはわからんでもない」

青ピ「……ん? そういやいつもならこんな遊びの話題を出すと、真っ先に食いついてくるお方が全然会話に乗ってこーへんなぁ」

土御門「姉さんはどっかいきたいとことかないのかにゃー?」

結標「…………」

土御門「姉さん?」

結標「……えっ? ああ、ごめんなさい。えっと、何の話してたんだっけ?」アセッ

姫神「完全に上の空」

土御門「姉さんの頭の中にはもうアクセラちゃんしかいないようだにゃー」

吹寄「しょうがないじゃない。今日はもうそっとしておきましょ」

上条「そうだな」

結標「?」

青ピ「ほな、また授業中にスペシャルなお遊びプランを考えておくでー」

吹寄「授業中は勉強に集中しなさい馬鹿者!」


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