結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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236: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/09/03(金) 20:19:44.02 ID:uq9K3Ykio


同日 16:00

-ファミリーサイド・従犬部隊オフィス-


数多「――さて、お前ら食いモンとか酒とかの準備は出来ているな?」

ヴェーラ「問題ないです」

ナンシー「バッチリです」

数多「ならそろそろ行くとするか。おいクソガキども! そろそろ行くぞ準備出来てんだろうな!?」

打ち止め「別に準備するものなんて特になかったから大丈夫だぜ、ってミサカはミサカは両手のひらを見せて手ぶらアピールをしてみる」

円周「私も特には言われてなかったけど、いろいろと準備はできてるよー」ゴチャゴチャ

数多「あん? 何をそんなに持っていこうとしてんだよ」

円周「えっとね、よく掘れるシャベルに掘削用の手持ちドリル、それに岩盤破砕用のダイナマイトにー」ゴソゴソ

数多「お前一体どこに行くつもりなんだ? 一人だけ炭鉱にでも行こうってか?」

円周「違うよ数多おじちゃん。これは桜の木の下に埋まってる死体を掘り起こすための道具だよ」

打ち止め「ひっ」ビクッ

数多「お前人の話聞いてたか? 花見に行くっつってんだよ穴掘り大会に行くなんて一言も言ってねえんだよこっちはよ」

円周「でも数多おじちゃん、『木原』的には桜の花びらの鮮やかさと、地面に死体が埋まってるかどうかの関連性はぜひとも調べないといけないよね?」

数多「んなもん調べてどうするってんだ?」

円周「……さあ?」

数多「ノープランかよ。飲み食いしている隣で砂埃撒き散らされてもこっちは迷惑なんだっつーの。どうしてもやるなら別のところ行けや」

円周「うーん、ここで私だけハブられるのはあまりよくないなー。わかったよこの死体発掘セットは置いとくよ」ガタッ

数多「いい子だ」

打ち止め「……ねえねえキハラ? 本当に埋まってるの……? その、死体……、迷信じゃなかったの? ってミサカはミサカは恐る恐るたずねてみる」

数多「何でそんなこと聞くんだよ」

打ち止め「だってその答えによっては花見に行きたい度がガクっと下がるかもしれないから、ってミサカはミサカは震えながら答えてみたり」ガクブル

数多「あー……まあ埋まってると言えば埋まってるし、埋まってないと言えば埋まってはいないだろうな」

打ち止め「えっ、それどういうことなの!? ってミサカはミサカはあまりにも曖昧な回答に驚きながらも返答してみたり」

円周「この辺りの土地は大昔戦で死体が放置されてたり、死体処理場だったりしたような場所だから、土に還ってるって意味では埋まってるってことだよ」

打ち止め「はえー、なるほど。つまり桜の木の下に生々しい死体が埋まってるってことはないんだね? ってミサカはミサカは確認をとってみる」

円周「まあ誰かが新しく埋めたりしてない限り、そんな生々しいのは出てこないだろうねー」

打ち止め「う、埋まってないよね……?」

円周「……ふふふ、さーてそれはどうか――」



ゴッ



数多「いい加減にしろクソガキが! いつまでここで足踏みさせるつもりだ!? 埋まってねえからさっさと行くぞ!」スタスタ

円周「ぐごごごごごごあともうちょっと力が強かったら、私が桜の木の下に埋まる死体になってたよ危ない危ない」

打ち止め「大丈夫エンシュウ? ってミサカはミサカは心配そうに眺めてみたり」


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