結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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207: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/27(金) 20:01:17.11 ID:8jcO/JJGo


一方通行「……元気だなァ。面倒なくらい元気だなァ」

フレンダ「ちょっとゴメン。隣いい?」

一方通行「無理」

フレンダ「な、何でさ!? いいじゃん空いてるんだから!」

一方通行「何で俺が座っているベンチに来やがったンだ? 別のとこ行け」

フレンダ「いやー、だって他のベンチ誰かしらに座られてんじゃん? 知らない人の隣に行くはちょっとアレだからここに来たって訳」

一方通行「迷惑な話だ。つゥか、座るだけならあそこのパイプ椅子並べたブースに行きゃイイだろォが」

フレンダ「私は別に座りたいわけじゃない。ちょっと昼寝をしたい訳よ」

一方通行「なおさら向こうでイイだろ」

フレンダ「あんな目立つところで昼寝するのはやだ」

一方通行「そンな変わンねェだろが」

フレンダ「違うって。まあまあお仕事の邪魔しないから」スッ

一方通行「オマエの存在そのものが邪魔なンだよなァ」

フレンダ「じゃ、おやすみ」

一方通行「話聞けよオマエ」

フレンダ「…………」

一方通行「…………」

フレンダ「……ねえ、ちょっといい?」

一方通行「結局邪魔すンのかよ」

フレンダ「ちょっとくらいいいじゃん」

一方通行「寝ろよ。そのつもりでここに来たンだろ?」

フレンダ「何かね、いざ寝ようと思って目をつぶってみるとあら不思議、なぜだか眠気がなくなってたんだよね。よくあることでしょ?」

一方通行「少なくとも俺にはねェよ。てか寝る気がねェなら向こうに行け」

フレンダ「……はぁ、しかしあーやって元気にやってる子たちを見ると、私は一体何をやっているのかなぁー、って思う訳よ」

一方通行「何勝手に話を続けてンだよ。話聞けコラ」

フレンダ「アンタって一応暗部出身でしょ? それなのに今はこーいう平凡な日常を送れてるなんて、羨ましい限りって訳よ」

一方通行「……オマエは暗部を抜けたいと思ってンのか?」

フレンダ「さあ? わかんない」

一方通行「ハァ? オマエが羨ましいつったンだろォが」

フレンダ「羨ましいからと言っても、そうなりたいと思うこととイコールじゃないよ」

フレンダ「私は暗部で何十人もの人を殺してきたし、それについては何とも思ってない。むしろ殺すことは快感を覚えるくらい大好きって訳」

一方通行「とンだクソ野郎だな」

フレンダ「アンタだけには言われたくないんだけど。まさか自分は違うとか言うつもり?」

一方通行「…………」





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