結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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205: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/27(金) 19:59:08.74 ID:8jcO/JJGo


打ち止め「……なるほど、さすがアワキお姉ちゃん。ガソリンはどうかと思うけど塗るというアイデアはいいと思うな。つまりアレが使える、ってミサカはミサカは意味深なことを言いつつポケットの中を探ってみたり」ゴソゴソ

フレメア「いいこと思いついた。大体、これを使えば焼き芋を最高のすうぃーつに出来る!」ゴソゴソ


打ち止め・フレメア「「じゃーん! このチョコレートを溶かして塗りたくればあっという間に、おいしいおいしいチョコレート焼き芋の出来上がり!!」」バッ


打ち止め「…………」

フレメア「…………」

子供1「おおっ、見事に息ピッタリで同じアイデア繰り出した!?」

子供2「あらかじめ打ち合わせをしていたかのようなミラクル!?」

子供3「しかも持ってるチョコレートのメーカーも同じだし」

打ち止め「おのれまねっこめー!! ミサカのグレイトなアイデアをパクったなー!! ゆるさーん、ってミサカはミサカは訴訟を辞さない覚悟で糾弾してみたり!」

フレメア「それはこっちのセリフだまねっこめー!! にゃあ!! ゆるさーん!!」 

打ち止め「こうなったらどっちがこのアイデアを持つにふさわしいか」

フレメア「勝負をして決着をつけるしかないし! ぎゃおー!!」


一方通行「ハイ、そンな奇抜なモン没収ゥ」ヒョイ

フレンダ「チョコレートなんて入れたら、焼き芋の良さが丸ごと消し飛んでしまうって訳よ」パシッ


打ち止め「ああっー!! ミサカのチョコレートがあ!! ミサカのグゥレイトォなスウィーツがあ!! ってミサカはミサカはジャンプしてチョコレートの奪還を試みてみる!」ピョンピョン

一方通行「返してやるよ。この焼き芋大会が終わった後でなァ」

フレメア「にゃあ! 返してお姉ちゃん! これがないと焼き芋大会で優勝できない!」

フレンダ「焼き芋大会に優勝なんてない訳よ。みんな仲良く一等賞。いい思い出ができた人が優勝って訳」

結標「あのー、ちょっと四人ともいい?」

フレンダ「何?」

結標「もうみんな準備ができて焚火のほうに行ったわよ? だから早く準備してくれるとありがたいんだけど」

一方通行「どォでもイイが、責任の一端を担っているオマエにだけは言われたくねェよ」

結標「な、何でよ!?」

一方通行「とりあえずそこに置いてあるガソリンが入ったポリタンクを、元あった場所に戻せば理由が分かるかもしれねェなァ?」

打ち止め「……で、結局これどうやってやればいいんだっけ? 焼き芋の準備って、ってミサカはミサカは腕を組んでみる」

フレメア「さあ? 私もわかんない。にゃあ」

一方通行「オマエらは今まで何を聞いていたンだ?」

フレンダ「はぁ、二人とも見てて。こうやってサツマイモに濡れた新聞紙を巻いて……はっ!」

フレンダ(これの新聞紙の間にサバ缶のサバを入れれば、落ち葉で蒸し焼きしたサバというまだ試したことない食べ方を開拓できるんじゃ……!?)

一方通行「オイ」

フレンダ「な、なにかな?」

一方通行「オマエもそっち側に行く気かコラ」

フレンダ「な、なんのことやら……」スヒュー

一方通行「そのセリフが言いてェなら、その手に持ったサバ缶をしまってから言いやがれよサバ女」


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