結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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197: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/27(金) 19:50:04.70 ID:8jcO/JJGo


一方通行「一方通行だ」

打ち止め「打ち止めでーす! ってミサカはミサカは自己紹介してみる」

係員1「はいよろしく。ちなみにこの子は……」

打ち止め「ミサカはお手伝いさんじゃなくて、このなけなしの三百円を持ってきて焼き芋を食べに来た参加者でーす、ってミサカはミサカは百円玉三枚を見せつけてアピールしてみたり」

結標「すみません。この子一人じゃここまで来れるかわからないので、先に連れてきちゃったんですよ」

係員1「なるほど。……そうだ、始まるまで暇だろ? なら君も手伝ってくれないかな? そうしたら参加料をタダにしてあげよう」

打ち止め「えっ、ほんと? 手伝う手伝うー! ってミサカはミサカはやる気アピールを発してみたり」

結標「いいんですか?」

係員1「構わないよ。それに始まるまで一時間もあるんだ。君たちもこの子が目に届く範囲にいたほうが助かるんじゃないかな?」

結標「ありがとうございます。ところで私たちは何をすればいいんですか?」

係員1「そうだね。君たちは机と椅子の設営を手伝ってもらおうかな」

結標「机と椅子を?」

係員1「そうそう。長机とパイプ椅子があるからそれを運んで、組み立てて並べてほしいんだ。すでにやってる係の人がいるから詳しくはその人に聞いてくれ」

結標「分かりました」

係員1「あと君たちはお客さん、要するに子供たちの対応も手伝ってもらおうと思っているのでそのつもりでいてくれ」

一方通行「は?」

打ち止め「了解! 子供の対応なんて全部ミサカに任せなさい、ってミサカはミサカはお姉さんアピールをしてみたり」

係員1「いや、君はそのときはお客さんとして参加してくれればいいよ」

打ち止め「そっかー、それは残念だね、ってミサカはミサカは指をくわえてみる」

係員1「じゃ、頼むよ」

結標「分かりました」


-机・椅子設営場所-


係員2「おっ、黄泉川さんとこの居候さんたちだね。今日は来てくれてありがと」

結標「いえ。ところでどういう風にやればいいです?」

係員2「ああ、あそこに積んである長机とパイプ椅子をこっちに持ってきて、組み立てて並べていくんだよ」

係員2「並べ方は長机を二つ横に並べて一つの島を作る。一つの島には左右三つずつ合計六つのイスを並べる。このセットを十セット作ることになる」

一方通行「つまりこれは六十人が定員の大会っつーことか?」

係員2「まあそれくらいだね。椅子の予備はあるからある程度は許容できるよ。まあでも、今頃の子供はこういう古臭いイベントに参加したがらないからねー、埋まることはないと思うよ」

結標「もしかしたら人がまったくこない、みたいなことになるってことですか?」

係員2「いや、それはないよ。近くの養護施設の子たちが来たりする予定だから、ある程度は席は埋まるよ。人が居なくて中止はまずないね」

一方通行「俺たちのやることは無駄にはならねェってことだな」

結標「ちょっと一方通行言い方悪いわよ?」

係員2「ははは、いいよいいよ。それじゃあ並べていこうか」





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