19: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/07/03(土) 23:56:05.31 ID:J2dUQG+bo
上条「……あのー結標さん? 奢ってもらうのはありがたいのですが、そんなんじゃ上条さんのお馬鹿は治らないですのよ?」
結標「そんなことはないわ上条君。貴方はやればきっとできる人。だからそのためにたくさんの栄養分を脳みそに送らなきゃ……」
上条「何かその言い回しすごく怖いんですが……」
結標「さあ頼むのよ! 定食とかそういうガッツリしたものを頼むのよ! 頼みなさい! さあ! さあ!! さ――」
ビシッ!!
結標「あいたっ!? な、何よ!?」
一方通行「オマエは馬鹿ですかァ? もしかしなくても馬鹿なンですかァ? やっぱり馬鹿だったりするンですかァ?」
結標「なっ、そんな馬鹿馬鹿連呼するのはやめてちょうだい!」
一方通行「馬鹿を馬鹿っつって何が悪りィンだっつゥの。大体よォ、上条クンは傍から見ても分かるよォな貧乏野郎だが、満足に食いモンが食えてねェから脳が働いてなくて勉強が出来ねェヤツじゃねェってことぐれェわかンだろ」
上条「ぐはっ……! じ、事実だけど地味にダメージが……!」
一方通行「世の中には貧乏生活を強いられながらも、必死に努力して上へ上り詰めた有能がいくらでもいるンだよ」
一方通行「勉学にそンなブドウ糖とか栄養だとか関係ねェ。所詮は才能と努力。今まで努力を怠ってきた三下が、今さら腹一杯メシィ食って大量のブドウ糖を頭に送ったところで何一つ変わンねェンだよ」
結標「…………」
一方通行「オマエはもォ十分頑張った。だから休め結標。昼休みはメシ食って休む時間だ、勉強なンてモンわざわざ休み時間潰してまでやるモンじゃねェンだよ」
結標「……わかった。そうするわ」
一方通行「チッ、手間ァかけさせやがって」
結標「ありがとね。一方通行」ニコッ
土御門「おおっー!! 姉さんが元に戻ったぁ!!」
吹寄「さすがアクセラね。伊達に結標さんといつも一緒にいるわけじゃないわね」
一方通行「ンだそりゃ? それだけ聞くと俺がいつもコイツと一緒にいる見てェな言い方じゃねェか」
吹寄「だってそうじゃない。一緒の家に住んでるわけだし」
一方通行「チッ、うっとォしい」
青ピ「もうこれだけ聞くと、傍から見たら同棲してるカップルにしか見えないんだよなぁ……」
結標「なっ……!?」
一方通行「ハァ?」
青ピ「だって一緒に住んでてお互いのことがよくわかってるんやで? これはもうこいび――」
ガゴン!!
青ピ「とろばぁ!?」ガシャーン
土御門「あ、青髪ピアスううううううううううううううううううっ!?」
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