結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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184: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/20(金) 22:23:29.28 ID:9mCcFctro


-第三学区・とある高級ホテル最上階フレンチレストラン-



ウェイター「――二名でご予約の垣根様ですね。こちらの席へどうぞ」


垣根「おう」

海美(うわっ、ほんとにこのレストランで食事をするのね。まるで夢でも見てるようだわ……)

垣根「どうした? 顔強張ってんぞ? 緊張してんのか柄にもねぇ」

海美「まあね。この店に来るのは初めてだし」

垣根「援交してるときにパパに連れてきてくれるみたいなことなかったのかよ」

海美「援交じゃないし、援交言うなし。たしかにこういうレストランに連れてきてくれる人は居たけど、このレベルのヤツは初めてよ」

垣根「……へー」

海美「だいたいこんな場所で下品な発言やめてくれない?」

垣根「じゃあ何て言えばいいんだよ? パパ活?」

海美「意味的にはそっちのほうが合って……だから、そういう発言をやめなさいと言ってるの」

垣根「へいへい」



ウェイター「こちらが席になります」



海美「!!」

垣根「ほう、こいつは絶景ってヤツだな」



ウェイター「どうぞお掛けください」スッ



海美「すごい、ここって窓際の特等席じゃない!?」

垣根「当たり前だ。俺に相応しい席っつったらここしかねえだろうが」

海美「相応しいかどうかは知らないけど、……へえ、いい夜景ね。ビルの窓からの光がたくさんでまるで星空みたい……」

垣根「この光一つ一つにちんけでカスみたいなヤツらがせこせこ働いてると考えると、笑えて来るよな」

海美「……台無しよ」ハァ


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