結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
1- 20
183: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/20(金) 22:22:57.41 ID:9mCcFctro


-第三学区・とある高級ホテル前-



海美「……こ、ここって」

垣根「そう。学園都市の中でもトップクラスの、いわゆる最高級ホテルっつーヤツだ。その最上階にあるフレンチレストラン、そこが今日のメシ食う場所だ」

海美「ちょ、ちょっと聞いてないわよこんなところでご飯を食べるなんて!」

垣根「あん? 言ってなかったっけ?」

海美「言ってなかったわよ! こ、ここに来ることがわかってたら、こんなみすぼらしい格好してこなかったわよ!」

垣根「てか何で今日はオフの格好してんだお前? いっつもキャバ嬢が来てそうなドレス着てんのに」

海美「あれはあくまで仕事着よ。普段から着てるわけじゃないし。だいたい今日は焼き肉とかファミレスとかそういうしょっぼい店に行くと思ったから、こういう服装で来たわけだし」

垣根「誰も焼き肉やファミレスなんて行くって言ってないだろ」

海美「さっきも言ったけど高級レストランに行くなんて一言も聞いてないからね」

垣根「まあいいや。それじゃそろそろ時間だ、行くぞ」

海美「よくないわよ。ちょっと一度戻って着替えてくるわ。こんなみすぼらしい格好で店に入りたくないわ」

垣根「知るか。予約の時間が来るっつってんだろ。そんな戻ってる時間はねえ」

海美「嫌よ」

垣根「……ったく、しょうがねえなぁ」ファサッ

海美「こんなところで能力を使って何をする気? もしかして私の家まで送ってくれるのかしら?」

垣根「そんな面倒なことするか。お前、気を付けしろ気を付け」

海美「? こう?」

垣根「……数値はこんなところか。行くぜ、未元物質(ダークマター)物質化、ドレス」


キュイーン


海美「こ、これは……」←白ドレス着用

垣根「よし、我ながら上出来だな。色は味気ねえ白だが、これなら別に浮かねえだろ」

海美「…………」

垣根「どうした? もしかして気に入らねえって言うつもりじゃねえだろうな? その場合全裸で入店コースっていうもっとみすぼらしいことになるけどよお」

海美「いえ、そういうわけじゃないわ」

垣根「じゃあ何だってんだよ」

海美「ただ素敵なドレスね、って思っただけよ」

垣根「……お、おう。そりゃそうだ、誰が作ったと思ってやがる。つーか時間が来てんだ、こんなところでゴチャゴチャ言ってねえで行くぞ」

海美「そうね」クスッ






<<前のレス[*]次のレス[#]>>
841Res/1732.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice