結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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174: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/20(金) 22:15:15.76 ID:9mCcFctro


同日 16:00

-とある高校・一年七組教室-


小萌「――というわけで、今日のホームルームは終わります」

青ピ「気をつけ、礼」


<ありがとうございましたー


結標「ふぅ、今日も終わったわね。帰りましょ一方通行」

一方通行「ちょっと待ってろ。少し用があるヤツがいる」

結標「用、って誰に?」

一方通行「見てりゃわかる」ガチャリガチャリ


女子生徒A「せんせさよならー」

女子生徒B「さよならー!」

小萌「はい、さようならー」

一方通行「……オイ、月詠」

小萌「はい? 何ですかアクセラちゃん?」

一方通行「ホワイトデーだ。何も言わずに受け取れ」スッ

小萌「えっ、もしかしてアクセラちゃん、わざわざ用意してくれたんですかー? 先生のために」

一方通行「何も言うなっつっただろォが。別にオマエの為にじゃねェよ。ついでだついで」

小萌「ってこれって有名なあの店のやつじゃないですかー!? せ、先生はそんなつもりでバレンタインを渡したつもりはないのですよー!」

一方通行「うぜェ。いらねェならゴミ箱にでも放り込ンでろ」

小萌「むむむむ、わかりました。ありがとうございますアクセラちゃん」ニコッ

一方通行「チッ、ぐだぐだ言わずにさっさと受け取れっつゥンだ」


上条「あっ、小萌せんせー! 俺のプレゼントも受け取ってくれー!」タッタッタ


小萌「上条ちゃんまで持ってきてくれたのですか? もー、そんなつもりで配ったんじゃないのにー」

上条「一方通行に比べたらしょぼいけど、上条さんの真心がこもった手作りクッキーなんで是非受け取ってくだせえ」

小萌「プレゼントに豪華もしょぼいもないんですよー。大事なのは気持ちなのですー。だから大丈夫ですよ、上条ちゃんの気持ちは気持ちはきちんと伝わりました」

上条「うわっ、そうまじまじと言われると何か照れくせーな」

小萌「上条ちゃんありがとうございました」ニコッ


結標「…………」

一方通行「終わったぞ。帰るか」

結標「まさか小萌先生の分まで用意してるなんて……一体何が貴方をそこまで駆り立てたのよ?」

一方通行「さァな。俺にも分かンねェ」

結標「……もしかして熱でもあるんじゃ……?」

一方通行「ねェよ、そンなモン」


―――
――






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