結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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167: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/20(金) 22:09:29.01 ID:9mCcFctro


同日 14:00

-第七学区・とあるホテルの一室(グループの隠れ家)-



ピー、ガチャン



黒夜「うーす、って誰もいるわけないか」

黒夜「ま、集合時間の二時間以上前だからそりゃなあ」

黒夜「そんな時間に来て何やってんだ私は」

黒夜「…………」

黒夜「時間もまだあるし、昼寝でもして暇でも潰すか」ゴロン



黒夜「…………」



黒夜(そういや今日ってホワイトデー、だったよなぁ)

黒夜(ひと月前のバレンタインで私は番外個体のヤツに嵌められて、海原のクソ野郎にイタズラという名目で手作りチョコレートなんかを渡すなんてことがあったが)

黒夜(あのクソ野郎は果たして私にお返しなんてものをしてくれんだろうか?)

黒夜(いや、別に期待なんてしてないし、欲しいとも思ってないんだけど)

黒夜(ただこっちだけ痛手を負って、向こうだけ何もないっつーのもおかしな話だよな)



ガチャ



黒夜(……よし、何も用意してなかったらヤツのドタマをかち割ってやる。いや、でも待てよ)

黒夜(そんなことをしたら、まるで私がお返しが欲しいヤツのように見えないか?)

黒夜(いやいやいらねえよそんなモン! ただくれなかったらムカつく、それだけだ!)

黒夜(でももしかしたらめっちゃ良いものもらえたりして……って何考えてんだ私!)

黒夜(これじゃまるで私がプレゼントをすごく欲しいみたいな――)




海原「おや黒夜じゃないですか。珍しいですね、こんなに早く来ているなんて」







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