結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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162: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/20(金) 22:06:13.75 ID:9mCcFctro


-ファミリーサイド・屋上-


ヴェーラ「……なにこれ?」

打ち止め「うおおっ、かっこいい! ってミサカはミサカは率直な感想を述べてみる」

ナンシー「あっ、懐かしい。これペットボトルロケットじゃない? 子供の頃作って飛ばしたことあるわ」

数多「それはそんなしょうもねえモンじゃねえよ。こいつは超小型の巡航ミサイルだ」

ヴェーラ「…………えっ、なんて言いました?」

数多「だから超小型の巡航ミサイルだっつってんだろ」

打ち止め「おおっ、ミサイルってあれだよね? びゅーんって飛んでどかーんってなるやつ、ってミサカはミサカは擬音を駆使して説明してみたり」

円周「違うよ。ばしゅーんからのぼぉん! だよ」

数多「どっちでもいいわ。それよりきちんと機能すんだろうなこれ?」

円周「うん。数多おじちゃんの言う通りに出力、角度、座標設定etc。完璧にこなしましたあ!」

打ち止め「へー、エンシュウってこんなものを作れるんだー、ってミサカはミサカは素直に尊敬してみたり」

円周「作るっていうかただ設定しただけだよ。誰でも出来る簡単な作業だねー」

ヴェーラ「……ところで、このミサイルとホワイトデーに一体何の関係が……?」

数多「ああ。それを今から見せてやる。まずはこいつを使う」つ お得用マシュマロ一袋

ナンシー「マシュマロ? たしかホワイトデーでは『あなたのことが嫌い』の意味をもつお菓子でしたっけ?」

数多「そうだ。こいつをミサイルに括り付ける」スッ

数多「そして発射」ポチッ




ピシューン!




打ち止め「うわーマシュマロが飛んで行っちゃった。勿体無いなぁ、ってミサカはミサカは指を加えてみたり」

ヴェーラ「ところであのミサイルはどこに飛んでいったのですか?」

数多「ああ、お前ら木原病理ってヤツ覚えてるか?」

ナンシー「バレンタインの日に来られた木原一族の方でしたっけ? あの窓ガラスを割らずに窓ガラスを割って侵入してきた」

ヴェーラ「そっちは乱数さんでしょ。車椅子に乗ってた女性の方よ。で、その人がどうかしたのですか?」

数多「あの糞女バレンタインの日に、未元物質チョコレートとかいう産業廃棄物を渡しに来ただろ? まあ受け取ってはねーけど」

数多「だがあの女の中ではその時点でバレンタイン成立=ホワイトデーのお返しがもらえると思ってやがるから、必ずまたここに現れるはず」

数多「だからその前に先手を打った、ってわけだ」

ヴェーラ「……つまり、あのマシュマロ(ミサイル)は今その木原病理さんのところへ向かって飛んでると?」

数多「おう。アイツの住んでるマンションのベランダの窓、そこに直撃するように設定してある」





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