結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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156: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/20(金) 22:00:41.95 ID:9mCcFctro


打ち止め「……ねえねえキハラ?」

数多「あん?」

打ち止め「ミサカの分のプレゼントは? ってミサカはミサカは手のひらを差し出して要求してみる」

数多「えっ、お前からバレンタインもらったっけか?」

打ち止め「あげたよぉ! ミサカ渾身のスーパースウィートチョコレートを! ってミサカはミサカはバレンタイン当日とのことを思い出しながら熱弁してみたり」

数多「……あー、そういやもらってたなぁ。あのゲロ甘いヤツ」

打ち止め「その表現には納得いかないけどちゃんと思い出してくれたんだね、ってミサカはミサカはそっと胸を撫で下ろしてみる」

打ち止め「というわけでプレゼントを寄越せー! ってミサカはミサカは再度要求してみたり!」

数多「チッ、だったらこれでいいだろ。ほら、チョコボールだ。しかも銀のエンゼルが当たってるレアモンだぞ」

打ち止め「えっ、何ですでにエンゼルの有無がわかってるの? ってこれ食べ残しじゃん! こんなのいらないよ、ってミサカはミサカは抗議してみる」

数多「我慢しろ」

打ち止め「ううっ、あんまりだー、ってミサカはミサカはチョコボールを食べながらしょぼくれてみたり」ショボーン

数多「…………」

円周「うわぁ、いい歳こいたおっさんが幼女を泣かせたー。全世界のロリコンを敵に回したね」

数多「……チッ、しょうがねーな。ほらよっ、やるよ」スッ

打ち止め「えっ? くれるの……?」

円周「って、あげるんかあい!」

数多「いつまでもくよくよされてもうっとおしいからな」

打ち止め「あ、ありがとうキハラぁ! ってミサカはミサカは満開の笑顔でお礼を言ってみたり!」

円周「てか、用意してたのに渡すのを渋るなんて意地悪なおじさんだねー」

数多「違げえよ。こいつはもともと近所のババァに渡す用のヤツだったもんだ」

円周「……あー、あの犬飼ってるおばさん?」

数多「そうだ。別にあのババァには渡さなくても問題はねえだろうと判断したまでだ」

円周「数多おじちゃんは熟女より幼女を取ったってわけかー」

数多「語弊のある言い方はやめろクソガキ」


打ち止め「うんまーい!! ってミサカはミサカは思わぬチョコレートの美味しさに感想を叫んでみたり」

数多「うるせぇ!」

円周「ところで数多おじちゃん。私もチョコレートあげたよね? 私のホワイトデーは?」

数多「お前からは何ももらってねーなぁ。たしかポリバケツさんにあげたんじゃなかったか?」

円周「あっ、そうだった。ポリバケツさーん、ホワイトデーのお返しちょうだあい」テクテク

数多「アホか」


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