143: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/13(金) 22:06:50.14 ID:d6Ws/u/Ao
食蜂「……あらぁ、やっぱり気付かれちゃってたぁ? さすがの索敵力ねぇ第一位さん?」
一方通行「何の用だ? 俺は今から買い物しなきゃいけねェから忙しいンだよ」
食蜂「明日のホワイトデーの買い物かしら? 女装してまでこんなところに来るなんてアナタも大変ねぇ」
一方通行「そォいうわけだ。俺は急いでいるから行かせてもらうぞ」
食蜂「何だかつれないわねぇ、せっかくお邪魔虫さんがいなくなってくれたのだから、ちょっとだけお茶でもしない?」
一方通行「……さっきの放送はオマエの差し金か?」
食蜂「そうよぉ。たぶん御坂さんはあと一時間くらい戻ってこれないと思うから、少しくらい付き合ってくれてもいいんじゃない?」
一方通行「関係ねェ。ヤツが居ようが居まいが俺は買い物して帰るだけだ。オマエの存在を介入させる隙間なンてねェよ」
食蜂「そう、それは残念ねぇ。せっかく面白そうな話題を持ってきたっていうのにぃ」
一方通行「面白そうな話題だァ?」
食蜂「うん。アナタなら絶対に食い付くと思うわぁ」
一方通行「……言ってみろ」
食蜂「学舎の園にある隠れたコーヒーの店の話、とか」
一方通行「……くっだらねェ。そンなモンに食い付くわけねェだろ。大体、そンなモン知ったところで俺じゃ通えねェだろ」
食蜂「今女装して絶賛学舎の園に侵入している人のセリフじゃないと思うのよねぇ」
一方通行「今回も緊急事態だからやっているに過ぎねェ。そう何回もこンなことするかよ」
食蜂「うーん、だったらこの話題はどうかしらぁ?」
食蜂「学舎の園の絶景、パンチラスポット! とか?」
一方通行「……おォーおォーすげェすげェ、どっかのピアス付けたエセ関西人が聞いたら頭から飛び込ンで食い付きそうな話題だなァ」
食蜂「これならアナタも食い付くんじゃなぁい? 私の情報網からアナタがロリコンだってことはわかっているわぁ」
一方通行「何だその信憑性皆無の情報網はァ? 俺はロリコンなンかじゃねェっつゥの」
食蜂「えぇー? でもそんなこと言ってるけど実はー?」
一方通行「違うっつってンだろォがクソガキがッ! 大体よォ、仮に俺がロリコンだとしてもそンな情報もらっところでさっきと同じ理由で意味ねェだろォが」
食蜂「だから同じように女装してウォッチングすればいいんじゃないかしら?」
一方通行「生憎だが、俺は女装してガキのスカートの中覗き見るよォなクソ野郎じゃねェンだ。話にならねェよ」
食蜂「そう、ならばこれはどうかしらぁ」
一方通行「もうやめろ。いくらオマエが話題を出したところで俺が食い付くわ――」
食蜂「結標さんの記憶喪失について、とかどうかしら?」ニヤリ
一方通行「…………」ピクッ
食蜂「あっ、やっとまともな反応を見せてくれた。これに関しては興味深々のようねぇ」
一方通行「オマエ、アイツに一体何をするつもりだ?」
食蜂「話が飛躍してるわよぉ。別に私は彼女をどうにかしようなんて思ってないわぁ。ただ、彼女に関してちょっとお話がしたいなぁ、って思っただけだゾ☆」
一方通行「……イイだろ。案内しろ、その茶会の会場によォ」ギロッ
食蜂「ウフフ、そうこなくっちゃ♪」
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