結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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121: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/06(金) 22:32:09.54 ID:0ycj/yMOo


建宮「ま、これでひと目お前に会えたんだから、あとは適当に観光でもして帰るとするよな」

上条「……ほう。つまり、お前らは今『暇』ってことだよな?」

建宮「特にすることがない、ってことが暇になるのならそうなのよな。何か他に用事あったっけ?」

五和「いえ。あとは学園都市から離脱するだけですが……」

上条「だったらさ、お前ら買い物に付き合ってくんない?」

五和「買い物、ですか?」

建宮「そりゃ別にいいけど何でなのよ? そんな人数が必要なくらい持ちきれない量の買い物をするのか?」

上条「違うんだ。実はスーパーで豚肉のタイムセールがあってな。何とお一人様限定で300g五円! それが欲しいんだ! たくさん!」

五和「……それ本当に豚肉なんでしょうか? いくら何でも安すぎるような気が……」

建宮「そんなもんにすがらなきゃいけないほどの財政状態なのか……?」

上条「…………まあな」ズーン

建宮「……あー、わかった手伝おう。学園都市のスーパーを観光するのも悪くないのよな」

上条「えっ、いいのか?」パァ

建宮「あ、ああ。別に行きたい所なんてないからな。なあ五和?」

五和「そうですね。私たちに手伝えることがあるのなら、是非」

上条「ありがてぇ……ありがてぇ……」


一方通行「……で、イイ加減話ィまとまったかァ?」


上条「うわっ、びっくりした! 急に喋りかけてくんなよ、つーかどうした? ずっと黙ってるなんて」

一方通行「悪りィが知らねェ人間、ましてや外部の人間を混じえて会話出来るよォな出来た人間じゃねェンだ俺ァ」

上条「別に気にしなくてもいいのに」

建宮「そうそう、気にしなくてもいいのよな」

五和「いや、私たちの立場的には気にしていただけるほうが助かると思うんですが……」

建宮「五和ぁ! お前ひどいやつなのよな」

五和「えっ、何で!?」

建宮「人見知りで輪の中になかなか入れなさそうな少年に救いの手を差し出す、それが俺たちのすべきことではないのか!」

五和「!」

一方通行「オイオイ何ですかこれはァ? 何で出会って五分も経ってねェよォな初対面のヤツに、いきなり人見知り判定されてやがンだァ?」

五和「……わかりました」

一方通行「あン?」





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