58:名無しNIPPER
2021/06/24(木) 15:44:46.45 ID:I9OmqLYR0
「あれ?イツキさんどうしたんですか慌てて」
入ってきた俺に気づいたのか、彼女は小走りでこちらに近寄る。
「凄い汗ですけど大丈夫ですか?」
「あぁ……それは大丈夫……それよりユッコに言いたいことがあるんだ」
上がった息を整えて彼女の目の前に立つ。彼女の栗色の大きな瞳は俺の全てを見透かしているように
そんな風に思えた。
「実は私もイツキさんに伝えたいことがあるんです」
彼女もまた俺の前に立って、俺が何を考えているんだかを見通すみたいに、その瞳を見ていた。
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