30:名無しNIPPER
2021/06/23(水) 23:58:47.51 ID:YBAOIjLn0
正直こんなことを言ってしまうのは凄く俺らしくもないんだけれども、彼女と話す時間は楽しかった。
初めはジャンケンに負けて、嫌々ながら決まったこの役割だったけど今となっては別に悪くもないのかなと思う。
一週間に一度、掃除のために訪れていたこの図書館も気づけば三日に一度、二日に一度になって
今となっては放課後になる度に通うようになっていた。
そこには少なからず『超能力同好会』の部室をこの図書室に移した彼女の影響もあるのだけれど
そこの部分を認めてしまうと、何だか心の端っこの部分が妙にむず痒しくなってしまうから俺はその事について認められずにいたし、認める気もなかった。
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