堀裕子「ぴーぴーかんかん?」
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29:名無しNIPPER
2021/06/23(水) 23:58:05.26 ID:YBAOIjLn0
図書室には古紙にインクが張り付いたどこか懐かしい匂いが漂っている。
悪く言えば古臭い匂いとも言うけれど何だかんだ俺はこの匂いと言うか、この世界を満たす空気が好きだった。
かつての校舎の名残。目新しい本なんてここ数年は取り扱っていないから、いい加減に並び順と内容を覚えてきた小説群や
馬鹿の一つ覚えみたいに並べられた学術書、均等に並べられた机、恐らく彼女しか触っていない超能力関連の本に
窓から射す夕焼け、吹奏楽部の演奏。


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