【安価・コンマ】「ゼロウス?」【オリジナル超能力ものディストピアSF】
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153
:
◆te6Chm3tjE
[saga]
2021/06/26(土) 16:39:07.63 ID:xeG4wtDp0
「皆、作戦会議室に集合して」
その後も数日間しばらく訓練をこなしていると、ディエスからの招集がかかった。
皆が集まるとディエスはゆっくりと語り始める。
声色は低い。いつもの温和な表情はなく、眼光はロホのように鋭かった。
以下略
AAS
154
:
◆te6Chm3tjE
[saga]
2021/06/26(土) 16:49:56.79 ID:xeG4wtDp0
「証拠がないのにベルデの親族を拷問して殺したってことは、間違いなく確信があったってことか」
「そうでなければ拷問後の殺害は間違いなく反感を買うでしょうからね」
ゼロの有無に関係なく冤罪で一般人が殺されるようなら、ゼロウスがゼロをなくそうと行動している意味がない。
以下略
AAS
155
:
◆te6Chm3tjE
[saga]
2021/06/26(土) 22:18:35.89 ID:xeG4wtDp0
「それで、それだけじゃねえだろ。作戦内容が俺達5人でどうにかできる範囲を超えてる」
ロホが鋭く作戦に突っ込みを入れた。
製作者や機械の図面は別チームが確保するとしても、攻めの要ならば警備は厳重だろう。
ゼロウスは暗殺集団ではない。キルタイムもいるし、新入りの俺を含めてうまくいくとは思えない。
以下略
AAS
156
:
名無しNIPPER
[sage]
2021/06/27(日) 00:45:00.83 ID:6pOV2TWcO
3
157
:
◆te6Chm3tjE
[saga]
2021/06/27(日) 01:12:59.57 ID:17xUk1t20
「幼少期から鍛えられたエリート少年がたまたまゼロになったってのはどうだ?」
「ゼロになる確立は少年期で数万から十万人に一人だから、そういう話じゃないわね」
「むしろ発想を逆にしてみたらどうかしら」
「ゼロの存在が確認されたのは大体80年前。鍛えれば鍛えるだけテレキネシスの強度が上がるってことは……そうか!」
以下略
AAS
158
:
◆te6Chm3tjE
[saga]
2021/06/27(日) 01:17:55.34 ID:17xUk1t20
「問題は体力ぐらいだが、それもゼロにしては鍛えられてるからな。無茶はできねえが」
「……私達全員でかかってもかてない」
「流石にそれは言いすぎではありませんこと?」
オーバーではないかと俺が言おうとしたが、ブランカも同じようなことを思っていたようだ。
以下略
AAS
159
:
◆te6Chm3tjE
[saga]
2021/06/27(日) 01:19:11.68 ID:17xUk1t20
今日は終わります
次回初任務と初戦闘です
160
:
名無しNIPPER
[sage]
2021/06/27(日) 02:14:39.21 ID:397hAb7yo
おつでした
最強老婆期待
161
:
◆te6Chm3tjE
[saga]
2021/06/27(日) 09:04:15.73 ID:17xUk1t20
夜の9時頃。東京のとあるホテルで、二人の男性が話をしていた。
一人は20代後半で、黒い髪を肩までかけた聡明そうな男である。
穏やかな笑みを浮かべながら分厚い聖書を読んでいるようだが、その姿は高貴な貴族を思わせる風格があり知性が滲み出ている。
もう一人は少し若い20代前半。髪を赤く染めた、粗暴な顔つきの男だ。
風貌が正反対の両者は椅子に座り、向かい合って話をしている。
以下略
AAS
162
:
◆te6Chm3tjE
[saga]
2021/06/27(日) 09:07:03.23 ID:17xUk1t20
「僕は小さいころから物を浮かせる夢をよく見てね、名前も名前だし幼いころはゼロになると意味もなく確信していたんだ」
「それがどうだろう。僕をイジメていた女はゼロになり、家族と共に死んだ。そして今僕はキルタイムというゼロを駆除する組織の長となっている」
「運命ってやつですかい?」
男は軽く頷くと、自然な仕草で自らの髪に軽く手をあてて撫で下ろした。
以下略
AAS
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