小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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◆bhlju8wMK6
[saga]
2024/11/30(土) 22:24:25.49 ID:PDbAYs0+0
トール(未知の強大な第三者の存在……、確かにそういったものも想定しようとすれば想定する事はできる)
トール(けど、昨日の話でも似た話があった。“それ”を想定してしまうなら、それこそ何でもありになる)
トール(私達より強大な何者かが私達を妨害しようとしているなら、直接私達を攻撃するなりした方がもっと手っ取り早いはずだ。
わざわざ結界なんて迂遠な方法を取る必要もない……)
トール(それに私がこの妨害から感じるのは、どちらかと言えば二者の思惑というよりは――)
ルコア「――はい、そこまでそこまで!」パンパン
トール「!」ピク
ルコア「確かに用心に越した事はないけれど、あくまで推測は推測。ネガティブに考えすぎて不安に陥るのも良くないよ」
トール「ルコアさん……」
ルコア「この山が現状一番の手掛かりである以上、進まない訳にも行くまいさ。警戒は怠らず! されど心は気楽に行こう、ね?」ニコッ
小林「……そうですよね。第三者の存在もあくまで仮定に過ぎない。
考えすぎて止まっちゃうよりは、行って確かめてやるって気持ちじゃないとですよね!」グッ
ルコア「うん、その意気その意気♡ 大丈夫、案外ここから簡単に事が運んでくれる可能性も、あるかもしれない、ぜ?」パチンッ(ウィンク)
トール「――そうですね。そう願いたいです」
―――――――――
一同「――ごちそうさまでした!」パンッ
トール「お粗末様でした」ペコッ
小林「ありがとねトールちゃん。お弁当、とっても美味しかったよ」ニコッ
トール「ふふーん! どういたしまして!」フッフーン!
ファフニール「女将を呼べッ! 副菜の煮つけの味付けについて問い質し――!」クワッ
ルコア「さあ出発しよー!」スタスタ
一同「おー!」スタスタ
ファフニール「あっ待ておい――」
ファフニール「………………」ポツン
滝谷「――残念でヤンスね、折角のボケをスルーされてしまい……」ヌッ
ファフニール「ッ! 貴様……」ギロッ
滝谷「Don’t mindでヤンスよファフ君。オイラだってそんなのはしょっちゅうでヤンス。
めげない・しょげない・諦めない! で再トライしていきましょうぞ!」キャッキャッ
ファフニール「――フッ、成程……滝谷真」ニヤッ
滝谷「はいっ!」ニコニコ
ファフニール「いずれ殺してやる」ザッザッ
滝谷「え、えええぇえぇ〜〜!? どうして今の流れで!? ちょっと待ってでヤンス〜!」ザッザッ
ザッザッ……
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