小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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279: ◆bhlju8wMK6[saga]
2024/11/30(土) 22:10:09.19 ID:PDbAYs0+0

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ザッザッ……

【山中の森】

トール「――では、ここから先の道案内は私にお任せを!
    小林さんと出会った場所は私にとって運命の聖地! 道順は完っ璧に記憶しています!」フンスッ!

滝谷「お〜、凄い自信でヤンスね。トール殿」

トール「はいっ!もはや目をつぶってでも辿り着けますね!」ドヤァ!

小林「そこまで言うなら安心だね。じゃあよろしく、トールちゃん」

トール「はいっ、任されました! 付いて来て下さい!」ハツラツ

ルコア「うん、よろしく〜。終焉帝のご介助は僕に任せてくれればいいから、心配せず先導してね」

終焉帝「うむ、かたじけない……」コクリ

トール「よろしくお願いします! ご安心ください、すぐ着いちゃいますから! さあ行っきますよ〜!」ザッザッ



ザッザッ……



【30分後】



ザッザッ……



トール「あっれ〜〜〜……?」ノーン

エルマ「トール〜? まだか〜?」

ルコア「かれこれ大分歩いてるけど、大丈夫、トール君?」

トール「え〜と……」キョロキョロ

小林「トールちゃん……。もしかしてだけど、これ道に迷って……」

トール「い、いや、道は絶対合ってるはずなんです!」バッ!

トール「ほら見て下さい、あの木はケヤキ263番であっちがクリ421番!
    時間経過による樹木の生長や枯損、風雨による地形の変化を考慮しても、ルート上は間違いないんですよ!」

小林「えっ、急に何その番号は……?」

トール「何って、私がこの山の木1本1本に付けている番号ですが?」シレッ

小林「ヒエッ……(引)」

トール「先程も言いましたが、ここは私と小林さんの聖地《サンクチュアリ⦆。
    この地を保全する為にその構成要素を余す所なく把握するのは当然の務めでは?」ドドド

滝谷(曇りない瞳で凄まじい事をさらりと……!)ドドド




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