小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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262: ◆bhlju8wMK6[saga]
2024/03/04(月) 22:21:21.57 ID:r52j5KEa0

終焉帝「……一つ、良いか?」

小林「っ! は、はい! なんでしょう?」

終焉帝「昨日の話で、貴殿が1年前に退職したという会社だが……、何という名だ?」

小林「へ? えっと、『地獄巡商事』ですけど……」

トール(改めて聞いても、名前だけは個人的に好みなんですよねえ、あの会社)

終焉帝「ふむ、やはりか……」

小林「?」

終焉帝「その会社の上役――専務とやらの役職に、“マガツチ”という男がおっただろう?」

小林「へっ!? あ、はい、います――いらっしゃいますけど…… 何故それを……」

トール(専務…… ああ、翔太君のお父さんである魔術師ですね)

終焉帝「あの男とは古くからの知り合いでな」

小林「へ!?」
トール「ふぇぇっ!?」

終焉帝「む?」

トール「あ、いえ……」

終焉帝「そう言えば1年程前、あの男と話した際、勤めている会社で社員が辞めた影響で、
    大分ごたついて大変だとぼやいていた覚えがあるが……。そうか、それが貴殿達の事だったか」

小林「そ、そんな事ってあるぅ……? 世間せっまい……」

小林「――って、はっ! そ、それよりすみません! ドラゴンの方のお知り合いにご苦労掛けてるとは露知らず!
   知らなかったとはいえ、ご容赦――」

終焉帝「フッ、止せ、構わん。むしろ良い薬だ」

小林「え?」キョトン

トール(! お父さんの、笑った顔……)

終焉帝「奴には私も世話にはなっているが、同時にあの腹黒狸親父ぶりには若干いけ好かない点もある。貴殿も覚えがあろう?」

小林「え……、まあ、はい……」タハハ……

終焉帝「あの男が焦っている所など、中々見れんのでな。良いものを見せてもらい、むしろ感謝しよう」フフフ

小林「あ、そうですか? それならまあ、良かったです……」ホッ

終焉帝「名刺についてだが、此方は生憎、今日は持ち合わせがない。機会があれば後日お渡ししよう」

小林「あ、いえお構いなく――、て言うか名刺持ってるんです!?」

終焉帝「あるが?」

小林「あるんだ!?」
トール(あるんだ!?)

終焉帝「しかしSEか……、情報機器には強いと見える。
    折角なのでメールアドレスを伝えておこう。PC関連で時に相談に乗って頂けると助かる」カキカキ

小林「メールアドレスあるの!? PCも!? (え、すごい意外。めっちゃ興味出てきた!)あ、謹んでアドレス承ります……」ペコ




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