小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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◆bhlju8wMK6
[saga]
2024/03/04(月) 22:19:23.06 ID:r52j5KEa0
小林(出発時、滝谷君が急に組分けを変えてもらってた意図は、やっぱりこの親子二人のギクシャクしてる仲に関してだろう……)
小林(というか去り際にチラッと私に向けて『後は頼んだでヤンス♪』みたいな視線向けてきてたし)ムー
小林(とは言え……)チラッ
終焉帝「…………」ゴゴゴ
小林(う〜、黙ってても凄味あるなあこの方。私にできるか〜……?)
小林(――いや、トールちゃんの為だ。やるだけやってみようか!)ギュッ
小林(要はこの二人の間をいい感じに取り持てればいいって事でしょ?
昨日の会話から察するにこの二人、表現の仕方がすれ違ってるだけで、ちゃんとお互いの事を想い合ってると思うんだよな……)
小林(なら、何かちょっとでも話し始めるきっかけさえあれば、後は流れで行けるはず!)
小林(となると、そのきっかけをどうするかだけど……)ウーン
小林「何……か……何かないかな……何か……」ゴソゴソ ポンポン
トール「小林さん? どうしました急に体中をまさぐって。痒いなら私が搔きましょうか?」
小林「あ、いや! そういうんじゃなくて……、えーっと……」ゴソゴソ ピクッ
小林「! (これは……! これなら行けるか……? いや、当たって砕けよう!) よし――」スッ
小林「――あ、あの! すみません、よろしいですか!?」ズイッ
終焉帝「む…………?」
トール「こ、小林さん!? 何を――」
小林「ちゃんとしたご挨拶が遅くなり申し訳ありません! 私こういう者でございます!」スッ
トール「! その小紙片は……」
終焉帝「名刺……、か」パシッ
小林「(! 知ってるんだ?)は、はい! フリーのSE……システムエンジニアをしております!」
トール「こ、小林さんどうして急に自己紹介を……!?」
終焉帝「……ふむ」ジィッ
小林「あっ、えっとシステムエンジニアというのはプログラミングなどのコンピューター関連の仕事を、あ〜とプログラミングとは……
(しまった、用語どこまで説明すればいいか分からん!)」ワタワタ
トール(小林さん……!)ハラハラ
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