小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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169: ◆bhlju8wMK6[saga]
2023/01/31(火) 22:15:44.94 ID:/uPr47kR0

ルコア「うん。1年前、トール君が神の軍勢に戦いを挑んだ末に敗北し、こちらの世界に逃げ延びた――
    その点については僕達の認識とも一致している」

ルコア「けれど僕達からすると、トール君がこちらの世界のこの地域に転移したという所までは魔法で追跡できたが、それ以降の消息は掴めなかったんだ」

トール「え……?」

ルコア「こちらの世界に入った辺りで、トール君の臭いや魔力反応どころか、その残滓もぱったり途切れてしまっていてね」

ルコア「恐らく高度な隠蔽魔法などで痕跡が消されていたのだと思うけど……
    それについて、トール君に心当たりは? 追っ手を撒く為などに自分で使った記憶はあるかい?」

トール「え? うーんどうでしょう、あの時は本当に命からがらで、そういう事を気にしてる余裕もなかったですし……」ウーン

ルコア「じゃあ、無意識にでも魔法を行使していたという可能性は?」

トール「あー…… いや、そこらの魔術師ならともかく、ルコアさんの様なドラゴンまで欺ける様な魔法を私が無意識で使えるとはとても……」

ルコア「そうかい…… いや、ありがとう。ひとまずその点は置いておいて、話を進めようか」




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