小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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◆bhlju8wMK6
[saga]
2021/11/27(土) 22:56:36.69 ID:DVTuWEAg0
小林「しばらくぼんやりとしながら、目的もなく町の中をふらふらと歩いてた。現実感がなくて、ふわふわと、取り留めのない事を考えながらね」
小林「でも、あんまり長い事歩き続けていたら、流石に足が疲れちゃってさ。何処だか分からない裏路地で、一人しゃがみ込んじゃった」
小林「気付くと会社を出てから何時間も経ってて、辺りはとっくに暗くなってて――
その時、やっと現実味が湧いてきて。『ああ、これは夢じゃないんだな』ってさ」
小林「そう思ったら、急に悲しくなってきてさ。涙が出てきて―― でも、変なプライドがあったから、声は押し殺して、すすり泣いてて――」ポロッ
トール「っ、小林さん? それ……」
小林「え? あ、涙……」ポロポロ
小林「あはは、ごめんごめん…… 当時を思い出したら、ちょっと泣いちゃった……」ズビッ
トール「小林さん、辛いのなら無理をしなくても……」
小林「ありがとう、でも違うんだよ」ズズッ
小林「これに関しては辛いから泣いたんじゃないんだ。むしろその逆」フフッ
トール「?」
小林「そうやってしゃがんで泣いてたらさ、ある人がやって来たんだ。誰だと思う?」ニヤー
トール「え? ある人って一体……?」
小林「ふふふー、それはね〜……」チラッ
トール「?」チラッ
滝谷「………………………………(無言の赤面)」カァァァァ
トール「…………えっ! 滝谷さんですか!?」
小林「うん。顔を上げるとそこには、息を切らせて汗だくの滝谷君が立ってたんだ」
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