【ミリマスSS】海美「ただいまーーーー!!!!」
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5: ◆ivbWs9E0to[saga]
2021/05/24(月) 22:54:04.48 ID:qnSN5yXj0
ばちゃばちゃとブーツで派手に水飛沫を立てながら、水色の合羽に身を包んだ影が近づいてきた。
「お待たせー!」
「どうした海美、忘れ物か?」
「うーん、なんか……うーん」
発言に合わせて海美の拳の上に乗せられた顎がユラユラと揺れる。合羽を着ていてもズブ濡れになりそうな天候の中で、一向に車に乗り込もうとしない海美を一同が不思議そうに眺める。
プロデューサーと美咲が心配そうに車の荷台に目を移す。ライブに必要な荷物は既に送ってあるので、今日の荷物はアイドルの私物や、直前まで確認していた書類の束など、最悪無くても大丈夫そうなものばかりのはずだ。といっても三十九人分とあっては、こうして大きな車を借りる必要に駆られるわけだが。
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