【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 12巡目
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32: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2021/06/03(木) 03:21:53.33 ID:V9X1MDUv0
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そして、会議は普通に終わった。七聖剣の会議としては普通に。
えーっと……ワイズ少年の話が終わった後は何を話してたっけな?
ディーパ君はずっと眠っていたし、レオンハルトさんは……こそこそと大きく口を開けていたりしてて、シディア君はなんかウキウキしてたし、シュナイダーさんはなんか楽しそうに笑っていたし、アベルはずっと無言だったし、俺はずっとレオンハルトさんはを見てた!
レイネさんはなんか今にも噴火しそうだったな! いやぁ申し訳ない!
アベル「…………毎回思うのだが」
ジーク「ん?」
アベル「この会議、要るか?」
ジーク「要るに決まってるだろ! ほらワイズ少年の話とかしたし、それにレオンハルトさんをマジマジと見ることが出来た! 今日もその煌めきは素晴らしかった!」
アベル「………………それはお前が楽しんでいただけだろう」
おおっと、バレてしまった。
ジーク「はははジョークだよジョーク。一応俺も七聖剣だからね、異種族と言えど犯罪者だったならそれ相応の対応はするさ」
アベル「……」
ジーク「まあとりあえず今回はシディア君に任せようじゃないか。よーしそれじゃあアベル! 明日に備えて今からご飯でも食べようじゃないか!」
アベル「いや……」
ジーク「ん?」
アベル「今から俺は砂国に行かないといけないのでな、すまんが食事は――おい! 何をする引っ張るな! おいジーク!」
ジーク「行かせるわけないだろうが! しょうがないとは思うがお前自分勝手に行動しすぎだ!」
まあそれは俺が言えたことじゃあないけどな!
アベル「くっ……!」
ジーク「コーヒー奢ってやるから今日は大人しくしとけって。この俺が素晴らしく愛らしい異種族について語ってやるからさ」
アベル「まだいうか……! いい加減異種族がどれだけ愚かで屑かを知るべきだお前も!」
――――うーん! 駄目だ! 話が合いそうにないなぁ! まあとりあえず喫茶店に行くか!
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