北条加蓮「藍子と」高森藍子「今日もカフェテラスで」
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106:第42話 高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「手がかじかむ日のカフェで」[sage saga]
2021/05/23(日) 15:27:59.68 ID:Od8DbOFm0
加蓮「真面目な相談のも結構届いてるんだ。読んでみていい?」

藍子「いいですよ。どれにしますか?」

加蓮「……これ。藍子がいいならだけどね」

藍子「『友達と大喧嘩しました。私の気持ちなんて知らないくせに、と言ってしまいました』……。きつい言葉ですよね……」

加蓮「私の気持ちなんて知らないくせに、か……。今思い返しても、やっぱり呪いの言葉だよね」

藍子「それを言われてしまうと、何も言えなくなってしまいますよ……」

加蓮「向こうも私の話を聞くつもりなんてないんだろうし、あ、じゃあいいやってなっちゃうな。私だったら」

藍子「そういう時の加蓮ちゃんは、きびしいけれど……私なら、そこまできっぱり考えられないです」

加蓮「どうかな? 私も藍子が相手だったら、何を言われても必死になって、分からせようとしたり分かろうとするけどね」

藍子「そう思えることこそが、自分にとって大切な相手だということなのかもしれません」

加蓮「このおたよりをくれた人にとっても、そんな相手だったらいいね……」

藍子「どうか、元通りの関係に戻れますように」

加蓮「……ところで藍子。さりげなく自分は加蓮ちゃんに大切にされてるんだーってアピールしたねー?」

藍子「え? ……そういうつもりじゃなくて! そっ……それくらい、言ったっていいじゃないですか!!」

加蓮「いいよいいよ、どんどん言っちゃえっ」


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