狐娘「妾は老いることも死ぬこともないケモノじゃ」
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66: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/20(木) 01:11:43.59 ID:0sLGfUdN0
――ガラッ
男「あ」
狐娘「!」
男「…ご無沙汰してます」
狐娘「お主…」
男「あの、突然来なくなってすみませんでした。ちょっとした事情があって…」
男「でもこれからは定期的に来られると思います。以前のように毎日とまではいかないでしょうけど、週に2、3回くらいなら!またお菓子でも――」
狐娘「何をしに来た?」
男「なにって、いつもみたいにお話を…今日は手ぶらで出てきちゃいましたけど」ハハ...
狐娘「なんじゃ、続けるつもりじゃったのか。てっきり最後の挨拶にでも来たのかと思ったが」
男「そんなわけないじゃないですかっ」
二人「……」
男(…?)
狐娘「主に訊きたいことがある」
男「は、はい」
狐娘「何故妾と関わろうとする」
男「それは…」
狐娘「話が聞きたいから、じゃったな。ならば妾のことを知ればお主は満足するのか?」
男「……どうしたんですか?なんか今日、変ですよ」
狐娘「何を言う、おかしいのは主の方じゃろう」
狐娘「もうここへは来ない方がいい」
男「え…」
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