狐娘「妾は老いることも死ぬこともないケモノじゃ」
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161: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/06/10(木) 19:24:38.16 ID:UgQBOwmV0
ボォォ!
男(す、すごい火…燃えてないところを探す方が難しいくらい)
男(おかげで人の姿が見えないのが不幸中の幸いだ。あとはここから誰にも見られず出ていけば)
男「狐娘さん、あそこの火を少しだけ弱め……」
「見つかったんか!?」
「いんやまだだ!何匹か殺ったが全部違ったらしい!」
男(――! 玄関の外から…。よく目を凝らせば、今にも焼け落ちそうな戸の向こうに人だかりが見える)
男(それはそうか、狐娘さんがいると分かってる建物だ。総出でここを監視しててもおかしくはない)
男(……ここまで来たのに……!)
幼狐娘「はぁ…はぁ…」
男「もう少し、こっちに」
幼狐娘「はぁ…」ソッ...
男(ひどく疲れ切った顔)
男(僕はこの子がどんな様子かも気付かないでこの子の力を頼ろうとしたのか)
男(……考えろ、考えるんだ)
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