狐娘「妾は老いることも死ぬこともないケモノじゃ」
↓ 1- 覧 板 20
146: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/06/10(木) 19:07:12.33 ID:UgQBOwmV0
ーーーーーーー
男「……」ソロリ
男「……」スス...
男(結構広いな。誰かの家というよりは、お屋敷って言った方がしっくりくるような建物だ。僕のいた地下室も物置きとして使ってるにしてはそれなりの大きさだった)
男(出入口は今のところ一箇所しか見つかってない。それも裏口のような目立たない戸口。正面玄関はもっと別にあるんだろう)
男(そして、人のいる気配が全然しない…。僕がこれだけ歩き回っても狐娘さんを見つけるどころか他の人すら見かけないし、もうみんな外へ出ちゃったとかかな…)
「……これで……くは……」
「今では……残りも……」
男「…!」
男(あそこの襖の中からだ)
サッ、サッ...
「しかし惜しかったですわ。後数年早ければ私が選ばれていたものを」
「くはは!美しさっつー点ではあんたも引けを取らないが如何せん相手があの子じゃあな。まだ若いのにあれだけの色香を持っているのは宿命だよ」
「私では艶が足りないと?」
「そうじゃないさ。女王となるには全ての雄を魅了する素体でなければならん。俺はあんたに欲情しない」
「……最初に女王とまぐわうのは何方なのでしょう」
「長の御子息だろうな。強い雄から順に交配すると聞いている」
男(………)
203Res/177.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20