狐娘「妾は老いることも死ぬこともないケモノじゃ」
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105: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/31(月) 20:21:29.54 ID:2pIRRCgF0
ーーー数日後ーーー

狐娘「」パチ

男「んー……」スッ

狐娘「王手。これで最後かの」パチ

男「………」

狐娘「いくら睨んでも盤面はひっくり返らんぞ」

男「…参りました」

狐娘「ククッ。のう主よ、真面目にやっておるのか?ルールを知っておると言うから少しは期待していたのじゃぞ?」

男「ルールは知ってますけど…」

狐娘「その様子じゃと定跡すらまともに知らんな?あぁ実に嘆かわしい、時代が変われば楽しみ方も変わっていくものじゃのう」ヨヨヨ

男「…元はと言えば狐娘さんが何か遊びがしたいって言うから、これにしたんですよね」

男「狐娘さんができるの古い遊びばっかりでしたし、お互い分かるものってことでやっと将棋になったのに」

狐娘「伊達に長く生きとらんからの。暇潰しに何度嗜んだことか」

男「狐娘さんが圧倒的に有利じゃないですか」

狐娘「なんじゃ負けず嫌い。妾に教えを乞うというなら、手ほどきも吝かではないぞ?」クスッ

男「………じゃあ、お願いします」

狐娘「敬意が足りん。却下じゃ」

男「なんなんですか!?」

狐娘「クハハッ!」

男(今日の狐娘さんはなんかいつもと違う気がする)

男(どこが、と聞かれるとはっきりは出てこないんだけど、いきなり遊びたがったり、笑う回数がいつもより多かったり)

男(…ん?むしろこれっていいことかな)



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