ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ダドリー・ダーズリー「……わかった」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/19(月) 21:20:46.76 ID:43J6jqUVO
「今の、叔母さんの……」
「こうしちゃいられん!」

ペチュニア叔母さんの悲鳴を聞きつけたダーズリー叔父さんは慌てて2階に向かい、ハリーもその後を追いかけた。階段を上り終えるとそこでは、ダドリーの部屋の前で、叔母さんと息子の攻防戦が繰り広げられていた。

「お願いだから部屋から出てきて!」
「うるさい!! 放っておいてよ!!」

部屋の中からダドリーのおもちゃが次々と飛んできて、ペチュニア叔母さんの馬面に当たり、そして鼻血が吹き出した。ハリーは混乱のあまり思わず笑いそうになったが堪える。
流血した妻を見て顔面蒼白のバーノン叔父さんは、慌ててダドリーの部屋の扉を閉めた。

「ペチュニア、ひとまず手当てを……」
「でもあなた、このままじゃあの子が……」
「大丈夫。きっと時間が解決する筈だ」

ドアに縋りつこうとする妻を引き剥がすのに苦労しながら、バーノン叔父さんはペチュニア叔母さんをリビングに運んで手当てした。

ハリーは廊下に散乱したダドリーのおもちゃを見つめながら、自分の居ない間に一体何があったのかを想像して、気が重くなった。


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