碇ゲンドウ「水を」冬月コウゾウ「お前は私のおしっこを飲むつもりか?」
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15:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/01(木) 21:49:14.01 ID:9zOjMDSHO
「お望みの再生水だ」

コトッと、紙コップが置かれました。
中には再生水が入っています。しかし、その原料はコウゾウさんのおしっこです。
口をつけるのにはなかなか勇気が必要です。

「馬鹿な。恐れているだと、この私が」

コップを掴んだ自らの指先が震えているのを見て、ゲンドウさんは戦慄しました。
そこには強固なATフィールドが展開されていて、ゲンドウさんの恐れを示しています。

「無論、私も怖い。悍ましいとすら思う」

ゲンドウさんと同じくコウゾウさんもATフィールドを展開していて、激しく衝突します。
しかし、それによってお互いの心の壁は中和され、相補性の巨大なうねりとなって、自らエネルギーの凝縮体へと変貌していきます。

「ユイ、どこだ! ユイ! どこにいる!?」

亡き妻を探し求めるゲンドウさんは、禁断の杯に口をつけて、それを飲み干しました。
すかさず、コウゾウさんが真実を告げます。

「言い忘れていたが、先日再生水を作る装置が故障してな。コップの中身は、原液だ」
「フハッ!」
「飲尿を仕組まれた大人たち、か」

ゲンドウさんの背中に翼が生えて、どこまでもどこまでも、高く高く昇っていきました。


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