碇ゲンドウ「水を」冬月コウゾウ「お前は私のおしっこを飲むつもりか?」
1- 20
12:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/01(木) 21:42:38.46 ID:9zOjMDSHO
「うう……酷い目に遭ったって……寝てるし」

シンちゃんが胃液まで吐き出して部屋に戻ると、みんなすやすや寝息を立てていました。
かけたまま寝ているマリさんの眼鏡を外してあげて、シンちゃんはこっそりと囁きます。

「可愛いよ」
「洒落臭い」

寝たふりしていたマリさんに驚いてシンちゃんは今は無き玉が縮む思いを経験しました。

「お、起きてたの!?」
「シッ。姫たちが起きる」

騒ぐシンちゃんを嗜めつつ、ニヤニヤしているマリさんは意地悪くこう命じます。

「可愛いって、もっかい言って」
「や、やだよ……恥ずかしいし」
「あじゃぱーになりたいのかにゃ?」

あじゃぱーってなんだと、死語どころか化石みたいな言語に戸惑いつつ、本能的にあじゃぱーにだけはなってはいけないと察したシンちゃんは、意を決して再び囁きました。

「可愛いよ」
「にゃはー。君も相変わらず可愛いよ」
「な、なに言ってるんですか、もう」

困った人だと思いながら、自分は将来この人とどっかに行ってしまうのではないかと、シンちゃんはこの時、直感したそうです。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
16Res/17.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice