15:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/14(日) 21:11:03.54 ID:UGFpCWbxO
「炭治郎」
「え? なんだい、カナヲ」
「私は炭治郎が心配」
「大丈夫だよ! 俺はもう元気だから!」
「それなら、仕方ないね」
何故か俺の心配をしてくれたカナヲに元気であることを示すと、彼女は仕方ないと言いつつ、何やら奇妙なものを手に取った。
「カナヲ? それはなぁに?」
「炭治郎がしばらく大人しくなるお薬」
「でもそれどう見ても瓢箪だよね? あ! もしかして、その中に薬が入っているのかな?」
「ううん。これで炭治郎のお尻を壊すの」
それはもはや薬ではなくただの凶器である。
「し、しのぶさぁーん! 助けて!?」
「師範の許可は貰ってるから」
「フハッ!」
あまりの根回しの良さに嗤えて泣けてきた。
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
「嗤って誤魔化しても、だめ」
狂ったように哄笑する俺とは正反対にカナヲは冷徹で、どうやら怒っているらしく、本当に変わってしまったようだと悟り、この先、暫くの入院生活を余儀なくされたのだった。
【鬼滅のやいフハッ! 糞の呼吸・肆ノ型】
FIN
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