61:名無しNIPPER[saga]
2021/02/28(日) 11:26:03.76 ID:j5Vg4AXZO
***
いつの間にか寝入っていた。
目をこすって体を起こす。
どれくらい経ったのだろうか、陽はすっかり落ちていた。
校舎を覆う炎は激しさを増して、何かが爆ぜる音が間断なく響き、
黒い煙は蒸気機関車のように噴き出されていた。
「よくもまあ、眠れるもんだね」
隣に座っていた彼女は言った。
「ごらん」彼女の指が空を差す。
「野次馬が来てる」
空を見上げる。
そこには天使たちの姿が見えた。
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