55:名無しNIPPER[saga]
2021/02/28(日) 10:44:53.23 ID:j5Vg4AXZO
「教えてよ」
改めて、彼女は言った。
「君のやりたいことってなに?」
僕は唸った。
僕は何をしたいんだ?
考え込む。
学校。
学校を。
「……学校を」
「学校を?」
その後にしっくりくる言葉を探して、
さんざっぱら悩んだ挙げ句に、僕は言った。
僕は、学校を。
「学校を燃やしてやりたい」
彼女はきょとんとした顔をして、
それから、口を大きくゆがませてにぃと笑った。
「それは素晴らしいアイデアだね」
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