53:名無しNIPPER[saga]
2021/02/28(日) 10:36:55.76 ID:j5Vg4AXZO
***
さて、とある帰り道だ。
その日はコーヒー専門店に忍び込んで
バカみたいにたくさんの種類のコーヒーを飲み倒した後で、
僕は胃もたれと動悸に苦しめられていた。
「少年」と唐突に、隣を歩く彼女は僕に呼び掛けた。
「そろそろやりたいことは見つかったかい」
「別に」
「もう『別に』回数は優に三桁超えだぞ、
ここがプレステ4の世界ならトロフィー獲得してるとこだ」
「現実世界で良かった」
「じゃあ後でトロフィー作ってあげるね」
「要らねえ」
「で、本当になにもないのかい?
衝撃与えたらなんか出てこないかな」
「歩きながらリズミカルに蹴るの
止めてもらっていいですか」
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