19: ◆EWEMYNRbD6
2021/04/30(金) 01:01:29.98 ID:ohx/78HL0
オーキド「サトシは一人で考える力をつける前に冒険しすぎたのかもしれんのう」
オーキド「経験を生かすためには、それなりの能力が必要なんじゃ」
オーキド「それは一つの場所にゆっくりと腰をすえて教わっていくものなんじゃよ」
オーキド「自由なサトシだからこそ、一つの決まった場所で周りと関わりながら生活する経験が必要なのかもしれん」
オーキド「アローラ以来じゃろ、そういうのは」
サトシ「確かに……そうですね」
サトシ「でも、俺が就職なんてできるんでしょうか?結構厳しいらしいですけど」
オーキド「可能じゃ。しかし、少しは勉強しないといかんがの」
オーキド「ワシのコネを使えば何にでもなれるじゃろうが、それでは就職した後にサトシが周りに置いて行かれて辛くなるし」
オーキド「ある程度の学力なり技能なりは身に着けてもらうことになるぞ」
サトシは、またコネの話をされたことに少し恥ずかしさを感じた。
サトシ「そうか……今からでも頑張ればまだ大丈夫か」
サトシ「俺はコネなんかに頼らず、自分自身で努力して自分自身の力でやってみますよ!」
サトシ「内定、ゲットだぜ!」
オーキド(いや正直不安じゃな……三十路でこのノリとは)
オーキド(しかし、将来が決して明るくない中でこれほどまでに希望を見いだせる彼は、それはそれで貴重な人材なのかもしれん)
オーキド(経験の豊富さやコミュ力は確かだし、業種によっては案外大物になったりするかもしれんの……)
サトシ(これは旅からの逃げでもない、人生への諦めでもない)
サトシ(何も見えない中、とにかく進んでいくんだ。そういうのには慣れているはず!)
サトシ(これは俺の新たな挑戦だ!)
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