【モバマスSS】まゆ「大切な日を、大切な人と」
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66: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:38:12.45 ID:RXzrGcDR0
まゆ「....プロデューサーさんが帰ってきたとわかった時」
まゆ「....すごくうれしかった」
まゆ「....でも、能天気に喜べたのは最初のうちだけでした」
67: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:38:56.14 ID:RXzrGcDR0
まゆ「亡くなったことを静かに受け入れて」
まゆ「自覚のないまま、あなたを」
まゆ「思い出の中だけの存在にしてしまっていたこと」
68: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:40:37.28 ID:RXzrGcDR0
P「....まゆが苦しんでるのは、結局俺のせいでもあるよ」
まゆ「....違います」
P「違わない」
69: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:41:14.96 ID:RXzrGcDR0
まゆ「....プロデューサーさんはそうやって、まゆの欲しい言葉しかかけてくれません」
P「別に媚びへつらってるわけじゃない」
P「俺が伝えたい言葉を、自分で選んで発してるだけだ」
70: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:41:43.70 ID:RXzrGcDR0
歳の割には大人びていて、露骨に顔を歪めたり、感情を昂らせたりすることは極めて稀なまゆが、
目の前で涙を流している。
ならば、すべきことは決まっている。
何年この世界でやってきたと思っているんだ。
71: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:42:16.16 ID:RXzrGcDR0
P「....」ガサゴソ
P「まゆ!これを見てくれ!」スッ
まゆ「....?」
72: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:43:23.71 ID:RXzrGcDR0
まゆ「....開けてもいいですか」
P「どんどん開けてくれ」
まゆ「....」ハラ
73: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:43:56.18 ID:RXzrGcDR0
P「....俺もいろいろ考えたんだが」
P「まゆに渡すとなるとこれしか思いつかなくてな....」
まゆ「....これ」
74: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:45:11.04 ID:RXzrGcDR0
P「....」
P「....なあ、まゆ」
まゆ「....?」
75: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:46:14.19 ID:RXzrGcDR0
まゆ「....プロデューサーさんのことを忘れたくはありませんでした」
P「別に全部忘れたわけじゃないだろ?」
P「記憶ってのは時と共に薄れゆくものさ」
76: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:47:04.95 ID:RXzrGcDR0
P「忘れるっていうのは、人間の持つ防衛本能の1つなんだ」
P「強いストレスを感じると、脳が勝手にその体験を忘れようとするんだよ」
まゆ「勝手に....」
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